R3年 大気有害物質特論 問2(塩素)
問題
塩素に関する記述として,誤っているものはどれか。
- 塩素は,常温で褐色の刺激臭のある有毒な気体である。
- 塩素は,加熱又は光照射により,水素と速やかに反応して塩化水素が生成する。
- 塩素の発生源として,ソーダ工業,染料,無機及び有機化学工業がある。
- 塩素の製造法として,イオン交換膜法による食塩水の電気分解がある。
- さらし粉の製造法として,水酸化カルシウムと塩素の反応によるものがある。
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解答
(1)
解説
塩素の特徴は以下の通りです。
- 塩素は常温で黄緑色の刺激臭のある有毒な気体で、対称2原子分子(Cl2)である。
- 極めて液化しやすく、20℃、669kPaで容易に液化する。
- 水素と混ぜてもそのままでは反応しないが、加熱又は光照射により速やかに反応して塩化水素が生じる
- 塩素の発生源としてはソーダ工業、染料、無機及び有機化学工業がある。
- 水銀法又は隔膜法、イオン交換膜法による食塩水の電気文化によって製造される。
- さらし粉、さらし液、次亜塩素酸ナトリウムは、水酸化カルシウム又は水酸化ナトリウムと塩素の反応によって製造される。
(1)について、塩素は褐色ではなく黄緑色の気体であるため、誤りとなります。
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