問題
振動形払い落とし方式のバグフィルターに関する記述として,誤っているもの はどれか。
- 気流を停止せずに,ろ布を振動させて堆積ダストを払い落とす。
- ろ布の上部,中央部,下部付近を振動させて払い落とす。
- 一般に,振動数が大きいと振動がろ布全体に広がり,ダストを一様に剥離するのに有効である。
- 振幅が大きいほど剥離に有効であるが,ろ材の損傷を招くおそれがある。
- 払い落としは15 ~ 60 秒間程度行われる。
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解答
(1)
解説
振動形払い落とし方式の払落し装置について以下にまとめます。
- 気流を停止し、ろ布の上部・中央・下部付近を振動して体積ダストを払い落とす
- 単純な構造で最も古く、小流量から大流量まで広い用途に使用
- 払落しは15~60秒。振動数と振幅を変化させて払落し力を制御
- 振動数が大きいと振動がろ布全体に広がるのでダストを一様に剥離するのに有効。ただし、粗大ダストを含まない微細ダストや凝集性ダストでは逆効果
- 振幅は大きいほどダスト層に大きな亀裂が生じやすく、剥離には有効だが、ろ材自体な大きなせんだん力がかかり、ろ材の損料のリスクあり
(1)について、振動形払い落とし方式では、気流を停止して、ろ布を振動させて堆積ダストを払い落とすので、誤りとなります。
解説記事
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