2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

R3年 大規模大気特論 問2(大気安定度と煙の形状)

問題 典型的な煙の形と地表面付近の気温勾配の関係を示す図において,ア~ウの の中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。 アイウ ⑴強不安定錐形中立 ⑵不安定屋根形強安定 ⑶強不安定いぶし形安定 ⑷強安定屋根形不安定 ⑸不安定錐形強安定 解…

R3年 大規模大気特論 問1(ダウンウォッシュ)

問題 ダウンウォッシュが起きない場合の煙の上昇に関する記述として,誤っているものはどれか。 排煙は通常,煙突の真上の有効煙突高さから,水平方向に風で運ばれながら拡散するものとみなされる。 実煙突高さに煙の上昇高さを加えたものが有効煙突高さであ…

R1年 大気特論 問15(赤外線吸収方式による窒素酸化物自動計測器)

問題 JIS による排ガス中の赤外線吸収方式による窒素酸化物自動計測器に関する記述中, 下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。 NO の(1)波長5.3μm付近における赤外線の吸収量変化を測定し, 濃度を連続的に求める測定法である。 NOx として測定…

R1年 大気特論 問14(排ガスNOx分析)

問題 JIS による排ガス中のNOx 又はNO2 を分析する方法のうち,試料ガスの採取に吸収瓶を使用するものはどれか。 亜鉛還元ナフチルエチレンジアミン吸光光度法 ナフチルエチレンジアミン吸光光度法 イオンクロマトグラフ法 フェノールジスルホン酸吸光光度法…

R1年 大気特論 問13(紫外線吸収方式のSO2 自動計測器)

問題 JIS による紫外線吸収方式のSO2 自動計測器に関する記述中,ア~ウの中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。 紫外線領域にはSO2, ア, イの吸収スペクトルがあるが,水,ウの吸収スペクトルはない。 このため,波長280 ~ 320 nm に…

R1年 大気特論 問12(排ガス試料採取管)

問題 排ガス試料採取管に用いられる材質と測定成分に対する適用性の可否(○と×)の組合せとして,誤っているものはどれか。 (材質)(塩素)(ふっ化水素) ⑴セラミックス○× ⑵四ふっ化エチレン樹脂○○ ⑶シリカガラス○× ⑷ステンレス鋼×○ ⑸チタン×○ 解答(こち…

R1年 大気特論 問11(排煙脱硝技術)

問題 排煙脱硝技術に関する記述として,誤っているものはどれか。 アンモニア接触還元法で用いられる主な触媒は,酸化チタンを担体とし,酸化バナジウムを活性金属とするものである。 アンモニア接触還元法では,排ガス中のNO と注入したアンモニアが1:1の…

R1年 大気特論 問10(二段燃焼)

問題 液体及び固体燃料の二段燃焼に関する記述中,ア,イのの中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。 燃焼用空気を2 段に分けて供給し,第一段では空気比をアに制限し,第二段の空気で完全燃焼を図り,NOx 生成を抑制する方法である。サー…

R1年 大気特論 問9(石灰スラリー)

問題 石灰スラリーを用いる排煙脱硫の各工程に関する記述として,誤っているものはどれか。 吸収剤調整工程では,平均粒子径15 μm 程度の石灰粉を用いて所定濃度のスラリーを調整する。 冷却除じん工程の洗浄水は,腐食性の強い酸性水となる。 吸収工程のSO2…

R1年 大気特論 問8(水酸化マグネシウムスラリー吸収法)

問題 水酸化マグネシウムスラリー吸収法において起こる化学反応として,誤っているものはどれか。 解答(こちらをクリック) 解答 (4) 解説 水酸化マグネシウム法排煙脱硫装置では、水酸化マグネシウムMg(OH)2を5~10%含むスラリーを吸収剤として使用し、…

R1年 大気特論 問7(酸素自動計測器)

問題 燃焼管理に用いる酸素(O2)自動計測器とその干渉成分の組合せとして,誤っているものはどれか。 (計測器)(干渉成分) ⑴磁気式 O2 計NO2 ⑵電極方式 O2 計SO2 ⑶電極方式 O2 計CO2 ⑷ジルコニア方式 O2 計CO ⑸ジルコニア方式 O2 計SO2 解答(こちらをク…

R1年 大気特論 問4(燃焼計算)

問題 炭素71 %,水素4 . 8 %,酸素9 %,窒素1 %,硫黄0 . 2 %,灰分10 %,水分4 % の組成の石炭を完全燃焼させたとき,乾き燃焼ガス中の酸素濃度が4 . 0 % となる空気比は,およそいくらか。 1 . 18 1 . 23 1 . 28 1 . 33 1 . 38 解答(こちらをクリック) …

R1年 大気特論 問3(燃焼計算)

問題 通常空気使用時の理論空気量がA0 m3N/kg である燃料を,酸素濃度を25.0%とした酸素富化空気により燃焼させる。酸素富化空気を使用した場合の理論湿り燃焼排ガス量は,通常空気使用時のそれに比べ,何m3N/kg 減少するか。 0.04 A0 0.08 A0 0.12 A0 0.16 …

R1年 大気特論 問6(ガスタービン)

問題 ガスタービンに関する記述として,誤っているものはどれか。 圧縮機,燃焼器,タービンの三つの要素から成っている。 都市ガス,LNG の他,軽油,灯油なども使用できる。 燃焼過程で,ばいじんは発生しない。 生成されるNOx は,サーマルNOx が主である…

R1年 大気特論 問5(油バーナー)

問題 油バーナーに関する記述として,誤っているものはどれか。 油圧式バーナーでは,戻り油形の油量調節範囲は,非戻り油形のそれより狭い。 回転式バーナーの軸回転数は,毎分3000 ~ 7000 回転程度である。 回転式バーナーは,負荷変動のある中小形ボイラ…

R1年 大気特論 問2(液体燃料)

問題 各種液体燃料に関する記述として,誤っているものはどれか。 ガソリンとナフサは,ほぼ同じ沸点範囲の留分である。 JIS 1 号灯油の主な用途は,灯火用,暖房・厨房用燃料である。 軽油のディーゼル燃料としての指標であるセタン価は,その値が低いほど…

R1年 大気特論 問1(天然ガス)

問題 天然ガスに関する記述として,誤っているものはどれか。 湿性と乾性に大別できる。 湿性ガスには,メタン,エタン,プロパン,ブタンなどが含まれる。 乾性ガスは,多少のCO2 を含む。 天然ガスの標準発熱量は,およそ40 MJ/m3N である。 LNG は,天然…

R2年 大気特論 問15(窒素酸化物自動計測器)

問題 JIS による排ガス中の窒素酸化物自動計測器に関する記述として,誤っているものはどれか。 化学発光分析計では,NO2とオゾンとの反応で生じる発光を測定する。 赤外線ガス分析計では,NOの5 .3μm付近における吸収量変化を測定する。 紫外線吸収分析計で…

R2年 大気特論 問14(SO2自動計測器)

問題 JIS のSO2 自動計測器において,共存する二酸化炭素の影響は受けないが,二酸化窒素の影響を受ける方式はどれか。 溶液導電率方式 赤外線吸収方式 紫外線吸収方式 紫外線蛍光方式 干渉分光方式 解答(こちらをクリック) 解答 (3) 解説 SOxの自動計…

R2年 大気特論 問13(排ガス試料採取方法)

問題 排ガス試料採取方法に関する記述として,誤っているものはどれか。 採取位置は,ダストがたい積したり,落下の著しい場所は避ける。 採取口は,排ガス流に対してほぼ直角に採取管を挿入できるような角度とする。 JIS では,採取点を1 点としてよい条件…

R2年 大気特論 問12(硫黄分析法)

問題 JIS による燃料の硫黄分析法において,分析対象と分析方法の組合せとして,誤っているものはどれか。 (分析対象)(分析方法) ⑴天然ガス中の全硫黄よう素滴定法 ⑵液化石油ガス中の硫黄分酸水素炎燃焼-過塩素酸バリウム沈殿滴定法 ⑶灯油中の硫黄分酸水…

R2年 大気特論 問11(排煙脱硝技術)

問題 排煙脱硝技術に関する記述として,誤っているものはどれか。 無触媒還元法では,水素を添加すると反応温度を200~300℃低下させることができる。 活性炭法は,同時脱硫・脱硝技術の一つである。 酸化還元法は,排ガスにNH3を加え,電子ビームを照射してN…

R2年 大気特論 問10(NOx)

問題 NOx及びその生成機構に関する記述として,誤っているものはどれか。 固定発生源で生成されるNOx の大部分はNOである。 プロンプトNOx の生成は,水素の燃焼にはみられない現象である。 サーマルNOx の生成速度は,反応温度に強く依存し,高温ほど生成速…

R2年 大気特論 問9(石灰スラリー吸収法のスケーリング防止策)

問題 石灰スラリー吸収法のスケーリング防止策に関する記述として,誤っているものはどれか。 吸収液にあらかじめ石こうの種結晶を加える。 吸収塔内部は液のよどみの少ない単純構造とする。 吸収塔内部の構造物には表面の滑らかな材料を用いる。 吸収塔下部…

R2年 大気特論 問8(水酸化マグネシウムスラリー吸収法)

問題 水酸化マグネシウムスラリー吸収法に関する記述として,誤っているものはどれか。 石灰スラリー吸収法に比べて設備費は安価である。 スラリーは弱アルカリ性で,毒性・腐食性もなく,取扱いが容易である。 反応後の生成塩の溶解度は水酸化マグネシウム…

R2年 大気特論 問7(すすの発生)

問題 すすの発生とその防止に関する記述として,誤っているものはどれか。 ガス燃焼では,空気比1.1程度でもほとんどすすを発生することはない。 ガス燃焼では,拡散燃焼のほうが予混合燃焼よりもすすは発生しにくい。 中・小形ボイラでの重油燃焼では,炎が…

R2年 大気特論 問6(燃焼装置)

問題 ア~ウの特徴をもつ燃焼装置の組合せとして,正しいものはどれか。 ア ガスが層流となる流速条件では,火炎長はガス流速に比例するガス燃焼装置 イ 低負荷でも良好な噴霧状態が維持可能で,油量調節範囲が広いバーナー ウ ガス流速が 1 ~ 2 m/s 程度で…

R2年 大気特論 問5(ボイラーの基準空気比と燃焼室熱負荷)

問題 「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」に関する告示に示されている,電気事業用ではないボイラーの基準空気比と,その代表的な燃焼室熱負荷(104 W/m3)の組合せとして,正しいものはどれか。 (ボイラー形式)(基準空気比)(燃焼室熱負荷,104…

R2年 大気特論 問4(燃焼計算)

問題 メタンとプロパンを混焼し完全燃焼させる燃焼炉で,空気比1.2 のとき,乾き燃焼排ガス中のCO2 濃度は10 % だった。このときのメタンとプロパンの体積比(メタン/プロパン)は,およそいくらか。 ⑴1 ⑵3 ⑶5 ⑷8 ⑸10 解答(こちらをクリック) 解答 (4)…

R2年 大気特論 問3(燃焼計算)

問題 ある燃料を完全燃焼させたとき,湿り燃焼排ガス中及び乾き燃焼排ガス中のCO2濃度がそれぞれ8.93%,10.31%となった。この燃料の可燃分中のHとCのモル比(H/C)の値は,およそいくらか。ただし,燃料と燃焼用空気は水分を含まないものとする。 ⑴1.0 ⑵1.5 …