R1年 大気特論 問1(天然ガス)

問題

天然ガスに関する記述として,誤っているものはどれか。

  1. 湿性と乾性に大別できる。
  2. 湿性ガスには,メタン,エタン,プロパン,ブタンなどが含まれる。
  3. 乾性ガスは,多少のCO2 を含む。
  4. 天然ガスの標準発熱量は,およそ40 MJ/m3N である。
  5. LNG は,天然ガスを数十気圧に加圧した後,-77 ℃程度に冷却して液化したものである。

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解答

(5)

解説

気体燃料について以下にまとめます。

主成分 備考
天然ガス 湿性ガス※1 メタン、エタン、プロパン、ブタン LNG天然ガスを-162℃程度に冷却し液化したもの(Liquefied Natural Gas)
乾性ガス※2 メタン
製油所ガス - 水素、メタン、エタン、プロパン、ブタン
液化石油ガス - プロパン、プロピレン、ブタン、ブチレン 液化石油ガス:LPG(Liquefied Petroleum Gas)
コークス炉ガス - 水素、メタン、一酸化炭素
高炉ガス - 二酸化炭素、ダスト

※1 湿性ガス:油田からとれる天然ガス
※2 乾性ガス:ガス田からとれる天然ガス

(5)について、LNG天然ガスを-162℃程度に冷却し液化したものであり、-77℃という数値が誤りとなります。

解説記事

zoron.hatenablog.com

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