2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

R3年 大気特論 問10(排ガス再循環によるNOx 低減)

問題 燃焼装置における排ガス再循環によるNOx 低減に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。 燃焼排ガスの(1)一部を燃焼用空気に混入して燃焼させ,NOx の減少を図る方法である。排ガスと混合された空気は,酸素濃度が低下するので…

R3年 大気特論 問9(石灰スラリー吸収法)

問題 石灰スラリー吸収法排煙脱硫装置の維持管理に関する記述中,ア~ウの中に挿入すべき語句・数値の組合せとして,正しいものはどれか。 吸収液のpH がアなると化学平衡関係により,気液接触部の液に接する排ガス中のSO2 分圧が高くなるため脱硫率が下がる…

R3年 大気特論 問8(石灰スラリー吸収法)

問題 排煙脱硫に用いる石灰スラリー吸収法のうち,吸収塔酸化方式の特徴として,誤っているものはどれか。 冷却除じん塔が不要である。 反応槽への硫酸の添加が必要である。 大気圧に近い条件下で,吸収液中に空気気泡を幅広く分散させる。 石灰石過剰率を低…

R3年 大気特論 問7(温度計)

問題 1000℃で使用可能な温度計として,誤っているものはどれか。 光高温計 放射温度計 熱電温度計B 熱電温度計K 白金抵抗温度計 解答(こちらをクリック) 解答 (5) 解説 温度計は接触方式と非接触方式に区分され、今回の問題では以下の通りとなります…

R3年 大気特論 問6(通風装置)

問題 下図は燃焼装置の通風のための構成要素を示したものである。平衡通風で使用 される構成要素の組合せとして,正しいものはどれか。 A B C D G C D E F G B C D G A B C D E F G B C D E F G 解答(こちらをクリック) 解答 …

R3年 大気特論 問5(油燃焼バーナー)

問題 下記のアとイの特徴をもつ油燃焼バーナーはどれか。 ア 一般に,広角の火炎形状となる。 イ 一般に,負荷変動のある中・小形ボイラーに適している。 非戻り油形油圧式バーナー 戻り油形油圧式バーナー 回転式バーナー 高圧気流式バーナー 低圧空気式バ…

R3年 大気特論 問4(乾き燃焼排ガス中のCO2濃度)

問題 排ガスの一部を水蒸気の凝縮なしに再循環しているラインに酸素を吹き込んで,メタンを完全燃焼させる下図に示すような燃焼装置がある。図中の運転条件で定常状態が達成されているとき,燃焼装置出口(図中A点)での乾き燃焼排ガス中のCO2濃度は何%とな…

R3年 大気特論 問3(燃焼計算)

問題 問組成が炭素85%、水素15%である軽油10kg/hとメタン30m3N/hを混焼するバーナーで完全燃焼させたとき,乾き燃焼排ガス中のCO2濃度は10.5%であった。このときのバーナー全体の空気比は,およそいくらか。 1.12 1.15 1.18 1.21 1.24 解答(こちらをクリッ…

R3年 大気特論 問2(各種燃料)

問題 各種燃料に関する記述として,誤っているものはどれか。 エタンは空気よりも比重が大きい。 液化石油ガスの主成分は,水素,メタン,一酸化炭素である。 重質油は硫黄分を含み,燃焼時に二酸化硫黄を発生する。 JIS では,重油の品種を動粘度により1 種…

R3年 大気特論 問1(炭化水素系気体燃料の総発熱量)

問題 炭化水素系気体燃料の総発熱量(MJ/m3N)の値を,その気体燃料分子中の炭素数で除した値の大小の比較として,誤っているものはどれか。 ⑴メタン>エタン ⑵プロパン>ブタン ⑶エタン>エチレン ⑷プロパン>プロピレン ⑸プロピレン>エチレン 解答(こち…

過去問(2.大気概論)

R4 問1(大気の汚染に係る環境基準) 問2(ばい煙の排出の制限) 問3(特定物質) 問4(特定工場における公害防止組織の整備に関する法律) 問5(微小粒子状物質) 問6(有害大気汚染物質の環境基準) 問7(広域・地球規模の環境問題における大気汚染物質) …

R3年 大気概論 問8(温室効果ガス)

問題 2018 年における温室効果による地球温暖化への影響を示す放射強制力の大きさの順に温室効果ガスを並べたとき,正しいものはどれか。 CO2 > CH4 > CFC などハロゲン化物 > N2O CO2 > N2O > CH4 > CFC などハロゲン化物 CH4 > CO2 > CFC などハロゲン化物…

R1年 大気概論 問10(石綿(アスベスト))

問題 石綿(アスベスト)に関する記述として,誤っているものはどれか。 天然鉱物に産する繊維状けい酸塩鉱物のうち, 6 種類の鉱物が石綿と定義されている(ILO)。 石綿暴露作業に従事すると,石綿肺,肺がん,胸膜等の中皮腫などの発生の危険度が高まる。…

R1年 大気概論 問9(大気汚染防止法施行状況調査)

問題 平成29 年度大気汚染防止法施行状況調査(平成28 年度実績)に関する記述として,誤っているものはどれか。 ばい煙発生施設数は,約218000 施設である。 種類別のばい煙発生施設数は,ボイラーが最も多い。 2006(平成18)年度末に6 施設あった特定粉じ…

R1年 大気概論 問8(オゾン層破壊物質の推移)

問題 1990 年代以降,全球平均の大気中濃度が急激に減少したガスはどれか。 四塩化炭素 1,1,1-トリクロロエタン HFC-134 a 六ふっ化硫黄 HCFC-22 解答(こちらをクリック) 解答 (2) 解説 以下の気象庁HPから、(1)四塩化炭素(CCl4)は緩やかに減少、(3)HFC…

R1年 大気概論 問7(有害大気汚染物質の指針値)

問題 2016(平成28)年度において,すべての測定地点で指針値を達成している有害大気汚染物質はどれか。 塩化ビニルモノマー 1,2-ジクロロエタン ニッケル化合物 ひ素及びその化合物 マンガン及びその化合物 解答(こちらをクリック) 解答 (1) 解説 H28…

R1年 大気概論 問6(微小粒子状物質(PM2.5))

問題 2016(平成28)年度における微小粒子状物質(PM2 . 5)の大気汚染状況に関する記述として,誤っているものはどれか。 有効測定局数は,一般環境大気測定局のほうが自動車排出ガス測定局より多い。 長期基準と短期基準の両方を達成した場合に,環境基準…

R1年 大気概論 問5(光化学オキシダント)

問題 光化学オキシダント(Ox)に関する大気汚染の状況についての記述として, 誤っているものはどれか。 Ox の測定方法には,中性ヨウ化カリウム溶液を用いる吸光光度法,紫外線吸収法などがある。 2016(平成28)年度の一般環境大気測定局は1143 局であり…

R1年 大気概論 問4(一般粉じん発生施設)

問題 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に規定する一般粉じん発生施設に該当しないものはどれか。 原料処理能力が1 日当たり50トンのコークス炉 面積が1000平方メートルの土石の堆積場 バケットの内容積が0.03 立方メートルのバケットコンベア…

R1年 大気概論 問3(大気汚染防止法に規定する改善命令)

問題 大気汚染防止法に規定する改善命令等に関する記述中,ア~エの中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。 都道府県知事は,ばい煙排出者が,そのばい煙量又はばい煙濃度がアにおいてイに適合しないばい煙を継続して排出するおそれがある…

R1年 大気概論 問2(大気汚染の状況の常時監視)

問題 大気汚染の状況の常時監視に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。 (1)都道府県知事は,環境省令で定めるところにより,(2)大気の汚染(放射性物質によるものを除く。)の状況を常時監視しなければならない。 (1)都道府県知…

R1年 大気概論 問1(二酸化窒素に係る環境基準)

問題 二酸化窒素に係る環境基準に関する記述として,誤っているものはどれか。 環境基準は, 1 時間値の1 日平均値が0.04 ppm から0.06 ppm までのゾーン内又はそれ以下であること。 環境基準は,工業専用地域,車道その他一般公衆が通常生活してない地域又…

R3年 大気概論 問9(大気汚染物質排出量)

問題 平成30 年度大気汚染物質排出量総合調査(平成29 年度実績)における排出量(重量単位)に関する記述として,誤っているものはどれか。 硫黄酸化物の固定発生源からの総排出量は,約30 万トンであった。 窒素酸化物の固定発生源からの総排出量は,硫黄…

R2年 大気概論 問10(大気汚染物質の健康影響)

問題 大気汚染物質の健康影響に関する記述として,誤っているものはどれか。 二酸化硫黄(SO2)は,上部気道で吸収されやすく,鼻粘膜,咽頭,喉頭や気管・気管支の上部気道を刺激する。 二酸化窒素(NO2)暴露は,動物実験では,感染抵抗性の増強を引き起こ…

R2年 大気概論 問9(有害物質と発生源・発生施設)

問題 法令で定められている有害物質と発生源・発生施設の組合せとして,誤っているものはどれか。 (有害物質)(発生源・発生施設) ⑴カドミウム及びその化合物亜鉛精錬(焼結炉,焙焼炉,溶解炉) ⑵塩素及び塩化水素塩素化炭化水素の製造・処理工程 ⑶ふっ…

R2年 大気概論 問8(温室効果ガス)

問題 地球温暖化の原因となる温室効果ガスに関する記述として,誤っているものはどれか。ただし,IPCC 第4 次評価報告書による。 ⑴CO22005年の大気中濃度:379ppm温暖化係数:1 ⑵メタン2005年の大気中濃度:1.1ppm温暖化係数:30 ⑶N2O2005年の大気中濃度:31…

R2年 大気概論 問7(大気汚染物質の環境基準)

問題 2017(平成29)年度の一般環境大気測定局における環境基準の達成率に関する記述として,誤っているものはどれか。 二酸化硫黄(SO2)の長期的評価については,99 . 8 %であった。 二酸化窒素(NO2)の長期的評価については,100 %であった。 浮遊粒子…

R2年 大気概論 問6(大気汚染物質の環境基準)

問題 大気汚染物質の環境基準に関する記述として,誤っているものはどれか。 二酸化硫黄(SO2)の環境基準は, 1 時間値の1 日平均値が0.04 ppm 以下であり,かつ1 時間値が0.1 ppm 以下である。 二酸化窒素(NO2)の環境基準は, 1 時間値の1 日平均値が0.0…

R2年 大気概論 問5(水銀及びその化合物)

問題 水銀及びその化合物に関する記述として,誤っているものはどれか。 有害大気汚染物質の一つであり,大気中濃度の指針値として,年平均値が0.04 μgHg/m3 以下と設定されている。 2017(平成29)年度には, 3 つの測定地点で指針値を超過していた。 大気…

R2年 大気概論 問4(ばい煙発生施設)

問題 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に規定するばい煙発生施設に該当しないものはどれか。 電流容量が30 キロアンペア以上のアルミニウムの製錬の用に供する電解炉 バーナーの燃料の燃焼能力が重油換算1 時間当たり4 リットル以上の鉛蓄電…