R1年 大気概論 問8(オゾン層破壊物質の推移)

問題

1990 年代以降,全球平均の大気中濃度が急激に減少したガスはどれか。

  1. 四塩化炭素
  2. 1,1,1-トリクロロエタン
  3. HFC-134 a
  4. 六ふっ化硫黄
  5. HCFC-22

解答(こちらをクリック)

解答

(2)

解説

以下の気象庁HPから、(1)四塩化炭素(CCl4)は緩やかに減少、(3)HFC-134a、(4)六ふっ化硫黄(SF6)、(5)HCFC-22は増加しています。

(2)1,1,1-トリクロロエタン(CH3CCl3)のみ急激に減少していますので、(2)が正解となります。

出典:気象庁HP
https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/info/wdcgg/GHG_Bulletin-17_j.pdf

参考ですが、オゾン層破壊の対策として、ハロン、CFC、四塩化炭素、1,1,1-トリクロロエタンの先進諸国での生産と消費が全廃されているのですが、この中で大気寿命の短い1,1,1-トリクロロエタンが急激に減少しています。

解説記事

zoron.hatenablog.com

<<前の問題へ次の問題へ>>