R3年 大規模大気特論 問2(大気安定度と煙の形状)
問題
典型的な煙の形と地表面付近の気温勾配の関係を示す図において,ア~ウの の中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。
ア | イ | ウ | |
⑴ | 強不安定 | 錐形 | 中立 |
⑵ | 不安定 | 屋根形 | 強安定 |
⑶ | 強不安定 | いぶし形 | 安定 |
⑷ | 強安定 | 屋根形 | 不安定 |
⑸ | 不安定 | 錐形 | 強安定 |
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解答
(5)
解説
気温勾配によって、煙の形状は変わります。気温減率が乾燥断熱減率γdより大きいと、大気安定度は不安定になり、煙は蛇行していきます。逆に気温減率が乾燥断熱減率γdより小さいと、大気安定度は安定し、円錐のような形で水平・鉛直方向に一定の大きさで広がっていきます。また、上層や下層で気温減率が変化する場合もあり、上層と下層で煙の形状が異なる場合もあります。
以上より、回答は(5)となります。
解説記事
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