問題
排煙脱硝技術に関する記述として,誤っているものはどれか。
- アンモニア接触還元法で用いられる主な触媒は,酸化チタンを担体とし,酸化バナジウムを活性金属とするものである。
- アンモニア接触還元法では,排ガス中のNO と注入したアンモニアが1:1のモル比で反応する。
- 活性炭法は,NOx だけでなく,SOx も除去できる。
- 無触媒還元法には,アンモニア接触還元法よりも高温が必要である。
- 酸化還元法は,NOx をオゾン又は二酸化塩素で酸化し,硫酸カルシウム溶液に吸収させる方法である。
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解答
(5)
解説
排煙脱硝技術としてはアンモニア接触還元法、無触媒還元法、活性炭法、電子線照射法がありますが、日本ではアンモニア接触還元法が主流です。アンモニア接触還元法は詳細を後で記載しますので、それ以外の技術を以下にまとめます。
無触媒還元法 | |
活性炭法 | |
電子線照射法 | |
アンモニア接触還元法 | |
酸化還元法 |
|
(5)について、酸化還元法は,NOx をオゾン又は二酸化塩素で酸化し,硫酸カルシウム溶液ではなく、亜硫酸ナトリウム溶液に吸収させる方法であるため、誤りです。
解説記事
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