R2年 大気特論 問7(すすの発生)

問題

すすの発生とその防止に関する記述として,誤っているものはどれか。

  1. ガス燃焼では,空気比1.1程度でもほとんどすすを発生することはない。
  2. ガス燃焼では,拡散燃焼のほうが予混合燃焼よりもすすは発生しにくい。
  3. 中・小形ボイラでの重油燃焼では,炎が水冷壁に当たり,すすが発生することがある。
  4. ストーカー燃焼では,局所的な空気不足があると,すすが発生する。
  5. 大形ボイラでの微粉炭燃焼では,すすはほとんど発生しない。

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解答

(2)

解説

すすは燃焼した炭素のうち、酸素と結合しなかったものです。

また、ガス燃焼には拡散燃焼と予混合燃焼があり、予混合燃焼はガスバーナーのように予め空気を混合しておく燃焼方法であり、 酸素と結合しやすく、すすは出にくいです。

一方、拡散燃焼は火炎面を挟んで可燃性ガスと空気が反対側から火炎に供給されている燃焼方法であり、 酸素と結合しにくく、すすが出やすいです。

そのため、(2)が誤りとなります。

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