問題
液分散形ガス吸収装置の一般的な運転条件において,圧力損失の最も小さいも のはどれか。
- サイクロンスクラバー
- スプレー塔
- ベンチュリスクラバー
- 充填塔
- 十字流接触装置
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解答
(2)
解説
以下に主要なガス吸収装置をまとめます。
区分 | 名称 | 方式 | 特徴 |
---|---|---|---|
液分散形 | 充填塔 | 充填物を詰めた塔内に液を上部から流し、ガスと向流接触 | 構造簡単、操作容易 圧損:小 |
流動層スクラバー | 中空球を充填物とし、ガス流によって浮動させる | 目詰まりなし→除塵も兼ねる | |
サイクロンスクラバー | サイクロン内で液滴を噴霧 | 構造比較的簡単 サイクロン径:大→効率低下 |
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ベンチュリスクラバー | スロート部から管内に液を噴霧 | 圧損:大 液ガス比:小 |
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スプレー塔 | ガス中に液を多数の液滴として噴霧 | 圧損:極めて小 偏流生じやすい |
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濡れ壁塔 | 垂直円管の内壁に沿って液膜をつくり、上昇するとガスと接触 | ガス冷却容易 →発熱性のガスに適する |
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十字流接触装置 | 網に沿って吸収液を流下させ膜を形成しガス吸収 | ガス空塔速度大 | |
ガス分散形 | 濡れ棚塔 | 液とガスが開口部で向流接触 | 吸収効率:高 |
よって、圧力損失が最も少ないのは(4)スプレー塔になります。
解説記事
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