問題
排煙脱硫プロセスの水酸化マグネシウムスラリー吸収法に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。
吸収塔から取り出されたスラリーには,(1)亜硫酸水素マグネシウムや(2)硫酸水素マグネシウムが残存する。 このスラリーをそのまま水域に放流すると(3)化学的酸素消費量(COD)を増大させるので, (4)空気酸化して(5)硫酸マグネシウムとする必要がある。
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解答
(2)
解説
水酸化マグネシウム法排煙脱硫装置では、水酸化マグネシウムMg(OH)2を5~10%含むスラリーを吸収剤として使用し、排ガス中 SO2 の除去を行います。
(吸収反応 ①)
(吸収反応 ②)
SO2 ガスを吸収した液は、pH 調整→酸化→濾過の排水処理によって無害化されたうえ、放流されます。
(pH調整)
(酸化)
吸収反応①②で生成した は亜硫酸マグネシウム、は亜硫酸水素マグネシウムですので、 (2)の硫酸水素マグネシウムが誤りで、正しくは亜硫酸マグネシウムとなります。
解説記事
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