R3年 ばいじん・粉じん特論 問8(ろ布の表面加工法)

問題

ろ布の表面加工法に関する記述として,誤っているものはどれか。

  1. コーティング加工は,主に剥離性の向上を目的として,樹脂をスプレー等でろ布表面に付着,乾燥させる方法である。
  2. ディッピング加工は,主に耐食性,撥水・撥油性の向上を目的として,ろ材を薬液に浸漬した後,乾燥固着させる方法である。
  3. 膜加工は,主に捕集性,剥離性の向上を目的として,主に網状の薄膜を捕集側表面に張り付ける方法である。
  4. 平滑加工は,主に剥離性の向上を目的として,高温の二つの鏡面ドラムの間にフェルトろ布を通して,表面を鏡のように平滑に仕上げる方法である。
  5. 毛焼き加工は,主に耐食性の向上を目的として,ろ布表面の毛羽を焼き切って起毛を除く方法である。

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解答

(5)

解説

ろ布の表面を化工して機能を向上させる方法がとられています。

目的 捕集性 剥離性 耐食性 撥水・撥油性
コーティング加工
ディッピング加工
膜加工
平滑加工
毛焼き加工

以上より、(5)が誤りとなります。

解説記事

zoron.hatenablog.com

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