問題
障害物形式の集じん装置の捕集に関する記述として,誤っているものはどれか。
- 粒子径が大きいほど,重力による分離速度は大きくなる。
- ストークス数が大きいほど,慣性力による捕集効率は小さくなる。
- 粒子径が0 . 1 μm 以下のダストでは,一般に拡散作用による分離が支配的である。
- 捕集体の寸法に対する粒子径の比が大きいほど,遮りによる捕集効率は大きくなる。
- 遮りによる捕集は,ガス速度が小さいときに効果的である。
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解答
(2)
解説
障害物形式の集じん装置の捕集機構としては、慣性衝突、遮り、拡散、重力などがありますが、要点を以下に整理します。
慣性力 |
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重力 |
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遮り |
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拡散 |
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(2)について、ストークス数が大きいほど,慣性力による捕集効率は大きくなりますので、誤りとなります。
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