問題
2 種類の粒子（Ａ，Ｂ）からなるダストを，並列に配置した2 基の集じん装置に より集じんする。入口ガス中のＡ粒子とＢ粒子のダスト濃度比（Ａ：Ｂ）は2：1 で， 各集じん装置のＡ粒子，Ｂ粒子に対する集じん率は表の通りである。いま，ガス流 量Q（m3/h）を，集じん装置1へのガス流量Q（1 m3/h）と集じん装置2へのガス流量 Q（2 m3/h）に分割したとき，出口ダスト濃度が最も低くなるガスの分配比（Q1：Q2） はどれか。ただし，ダストはガスの分割に伴い，その比率に等しく分割されるもの とする。
⑴1：0 ⑵2：1 ⑶1：1 ⑷1：2 ⑸0：1
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解答
（１）
解説
A:B=2:1なので、Bが50粒、Aが100粒とおきます。
通過する粒子数は
- 集じん装置1では100×(1-0.95)+50×(1-0.8)=15
- 集じん装置2では100×(1-0.85)+50×(1-0.95)=17.5
となり、集じん装置1のほうが少ないです。つまり、出口ダスト濃度も低くなります。
集じん能力の高い集じん装置1ですべてを処理するのが最も出口ダスト濃度が低くなりますので、 解答は(1)の1:0となります。
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