R4年 ばいじん・粉じん特論 問3(ダストの拡散係数)

問題

ダストの拡散係数DBMを表す式として正しいものはどれか。 ただし,Cm はカニンガムの補正係数,k はボルツマン定数,T は絶対温度,μはガス粘度,dp は粒子径である。

  1. \dfrac{C_m kT}{3\pi\mu d_p}
  2. \dfrac{C_m\mu kT}{3\pi d_p}
  3. \dfrac{\mu d_p kT}{3\pi C_m}
  4. \dfrac{\mu kT}{3\pi\mu C_m d_p}
  5. \dfrac{C_m d_p k}{3\pi\mu T}

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解答

(1)

解説

障害物形式の集じん装置の捕集方法のうちの拡散捕集では、ダストの拡散係数に比例して付着速度が大きくなります。

D_{BM}=\dfrac{C_m kT}{3\pi\mu d_p}

よって、(1)が正解となります。

なお、拡散パラメーターDはダストの拡散係数DBMを使って、以下の通りに表されます。

D=\dfrac{D_{BM}}{d_p u}

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