問題
ダウンウォッシュに関する記述として,誤っているものはどれか。
- 煙突頂部で発生する場合はダウンドラフトとも呼ばれる。
- 発生を避けるには,煙突出口の上向き吐出速度を風速の1 . 5 倍以上にすることが有効である。
- 同じ吐出速度でも,煙突出口付近の形状が複雑な場合,発生しやすくなる。
- 付近の建造物によっても発生することがあり,煙突高さをそれらよりも2 . 5倍以上高くする必要がある。
- ダウンウォッシュが発生すると,そうでない場合に比べ,着地濃度が高くなる。
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解答
(1)
解説
(1)について、煙突頂部で発生する場合はダウンドラフトではなく、ダウンウォッシュと呼びますので、(1)が誤りです。以下の図をご確認ください。
ダウンウォッシュ・ダウンドラフトいずれも着地濃度が高くなってしまうため、以下のような対策が必要となります。
- 排煙の吐出速度を上げる(風速の1.5倍以上)
- 排煙温度を上げる、排煙吐出口を絞る、排ガス流量を減らすなどが具体的な方法
- 煙突高さを付近の建造物より高くする(2.5倍以上)
- 渦が生じないように煙突の形状を工夫(シンプルにする)
解説記事
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