過去問-R1-6.大規模大気特論
問題 我が国の大規模設備における大気汚染物質排出防止対策に関する記述として,誤っているものはどれか。 製油所では,硫黄化合物の排出を抑制するため,浮屋根タンクが用いられる。 鉄鋼プロセスにおけるSOx の主な発生源は焼結炉である。 鉄鋼プロセスで…
問題 ごみ焼却設備の排ガス処理と関係のないものはどれか。 減温塔 バグフィルター 硫黄凝縮器 活性コークス 脱硝触媒 解答(こちらをクリック) 解答 (3) 解説記事 ごみ焼却炉から発生する有害物質と発生源・処理方法について、以下にまとめます。 有害…
問題 セメント産業の大気汚染防止対策に関する記述として,正しいものはどれか。 セメント工場内の粉じん対策としてバグフィルターは用いられない。 電気集じん装置における集じん効率は,セメント原料ダストの電気抵抗率によらず一定である。 二酸化硫黄は…
問題 低低温形電気集じん装置を用いた微粉炭火力の高性能排煙処理システム構成順 として,正しいものはどれか。 (1) ボイラー → 脱硝装置 → GGH熱回収器 → 脱硫装置 → 低低温形電気集じん装置 → GGH再加熱器 (2) ボイラー → 脱硝装置 → GGH熱回収器 → 低低温…
問題 風洞実験に関する記述として,誤っているものはどれか。 地形や建屋の影響に関しては,実大気との相似則を満たしやすい。 中立な大気中での拡散の再現は容易である。 安定あるいは不安定な気層の再現には,高度な技術が必要である。 新設の設備では,大…
問題 煙の上昇式と地表面完全反射を仮定した,基礎的な正規形プルームモデルによ る大気汚染物質の拡散計算に関する記述として,誤っているものはどれか。 周辺建造物の影響を受ける低い煙突では,正しい計算ができない。 無風に近い条件では,正しい計算が…
問題 有効煙突高さが100 m として,パスキルの方法に従って計算した煙軸直下の 正規化着地濃度(Cu/Q)は図のような分布となる。ただし,A ~ F は安定度分類で ある。本曇りの昼間で,風速u=4 m/s,排出量Q=1 m3/s のとき,最大着地濃 度(ppm)として最も…
問題 海陸風などの局地現象に関する記述として,誤っているものはどれか。 海風時に形成される内部境界層は,ヒュミゲーションの原因となる。 海風は,季節風が弱くなる夏季の昼間に多く出現する。 内陸のヒュミゲーションは,夕方近くなって混合層の衰退過…
問題 ダウンウォッシュに関する記述として,誤っているものはどれか。 煙突頂部で発生する場合はダウンドラフトとも呼ばれる。 発生を避けるには,煙突出口の上向き吐出速度を風速の1 . 5 倍以上にすることが有効である。 同じ吐出速度でも,煙突出口付近の…
問題 煙の拡散に関連する記号の説明として,誤っているものはどれか。 有効煙突高さHe は,実煙突高さに煙上昇高さを加えたものである。 Cmax は通常,煙源の風下の最大着地濃度を意味する。 γd は気温鉛直分布における乾燥断熱減率を表す。 温位θは,気圧の…