問題
低低温形電気集じん装置を用いた微粉炭火力の高性能排煙処理システム構成順 として,正しいものはどれか。
(1) | ボイラー | → | 脱硝装置 | → | GGH 熱回収器 |
→ | 脱硫装置 | → | 低低温形 電気集じん装置 |
→ | GGH 再加熱器 |
(2) | ボイラー | → | 脱硝装置 | → | GGH 熱回収器 |
→ | 低低温形 電気集じん装置 |
→ | 脱硫装置 | → | GGH 再加熱器 |
(3) | ボイラー | → | GGH 熱回収器 |
→ | 脱硝装置 | → | 脱硫装置 | → | 低低温形 電気集じん装置 |
→ | GGH 再加熱器 |
(4) | ボイラー | → | 脱硝装置 | → | GGH 熱回収器 |
→ | 低低温形 電気集じん装置 |
→ | GGH 再加熱器 |
→ | 脱硫装置 |
(5) | ボイラー | → | GGH 熱回収器 |
→ | 脱硝装置 | → | 低低温形 電気集じん装置 |
→ | GGH 再加熱器 |
→ | 脱硫装置 |
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解答
(2)
解説
排煙処理のフローですが、まずボイラーで燃焼し、排煙が出ます。排煙から脱硝(窒素酸化物を除去)、集じん(ばい煙を除去)、脱硫(硫黄酸化物を除去)する過程を経て、煙突で排出されます。
なお、集じん装置上流の排煙温度は低いほうが集じん効率は良くなります。最新の装置では低低温形電気集じん装置と呼ばれるものがあり、電気集じん装置の運転温度を90℃近辺まで下げ、ばいじん捕集性を高めています。温度の下げ方としてGGH(Gas-Gas Heater)と呼ばれる熱交換機を集じん装置上流に設置し、温度を下げています。なお、GGHでは排熱を得られますので、その排熱を脱硫後の排ガス後の再加熱に使用することで、冬場の白煙対策としています。
従って、(2)が正解となります。
解説記事
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