問題
重油燃焼ボイラーの高温腐食において,一般にバナジウムアタックを促進する物質はどれか。
- 塩化ナトリウム
- 硫酸ナトリウム
- 塩化カルシウム
- 硫化カルシウム
- 硫酸カルシウム
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解答
(2)
解説
燃焼器の腐食には低温腐食と高温腐食があり、高温腐食の原因がバナジウムアタックとなります。環境省HPよりバナジウムアタックの説明を引用します。
重油中に含まれるバナジウム、ナトリウム、カリウム、けい素、アルミニウム、ニッケルなどの金属酸化物が腐食性成分として灰中に残留し、これが過熱器、再熱器などの高温伝熱面に付着、堆積して腐食を生じる現象を高温腐食と呼ぶ。特にバナジウムを含む灰は伝熱面の表面の酸化被膜を溶融し腐食作用を進行させる。またナトリウムが硫酸ナトリウムを生成し、五酸化バナジウムの腐食を促進する(バナジウムアタック)
https://www.env.go.jp/air/tech/ine/asia/vietnam/files/coop/files/cobenefit2016J-2.pdf
よって、(2)の硫酸ナトリウムが正解となります。
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