問題
気体燃料の性状に関する記述として,誤っているものはどれか。
- 天然ガスのうち乾性ガスは,メタンのほかエタン,プロパン,ブタンなどを多く含んでいる。
- 液化石油ガスは,プロパン,プロピレン,ブタン,ブチレンを主成分とする。
- 製油所ガスは,水素及びC1 からC4 までの軽質炭化水素を主成分とする。
- コークス炉ガスの成分は,多い順に水素,メタン,一酸化炭素である。
- 高炉ガスには二酸化炭素やダストが多く含まれる。
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解答
(1)
解説
気体燃料の特徴は以下の通りとなります。 天然ガスのうち乾性ガスの主成分はメタンとなりますので、(1)が誤りです。
主成分 | 備考 | ||
---|---|---|---|
天然ガス | 湿性ガス※1 | メタン、エタン、プロパン、ブタン | LNGは天然ガスを-162℃程度に冷却し液化したもの(Liquefied Natural Gas) |
乾性ガス※2 | メタン | ||
製油所ガス | - | 水素、メタン、エタン、プロパン、ブタン | |
液化石油ガス | - | プロパン、プロピレン、ブタン、ブチレン | 液化石油ガス:LPG(Liquefied Petroleum Gas) |
コークス炉ガス | - | 水素、メタン、一酸化炭素 | |
高炉ガス | - | 二酸化炭素、ダスト |
※1 湿性ガス:油田からとれる天然ガス
※2 乾性ガス:ガス田からとれる天然ガス
解説記事
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