R4年 大気特論 問15(窒素酸化物の化学分析法)

問題

JIS による排ガス中の窒素酸化物(NO+NO2)の化学分析法のうち,定量下限が最も小さいものはどれか。

  1. イオンクロマトグラフ
  2. ナフチルエチレンジアミン吸光光度法
  3. 亜鉛還元ナフチルエチレンジアミン吸光光度法
  4. フェノールジスルホン酸吸光光度法
  5. ザルツマン吸光光度法(NO2 のみ)

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解答

(3)

解説

排ガス中の窒素酸化物の化学分析法と定量範囲を下表にまとめます。

定量範囲(volppm)
亜鉛還元ナフチルエチレンジアミン吸光光度法(Zn-NEDA法) 1~50
ナフチルエチレンジアミン吸光光度法(NEDA法) 3~500
イオンクロマトグラフ 4~1400
フェノールジスルホン酸吸光光度法(PDS法) 10~300
ザルツマン吸光光度法 5~200

上表より(3)亜鉛還元ナフチルエチレンジアミン吸光光度法が最も定量下限が小さいものとなります。

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