問題
ガソリン,灯油,軽油の JIS に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。
ガソリンは,密度(1) 0 . 783 g/cm3 以下と規定され, 2 種類に分類される。灯油は, (2)2 種類に分類される。軽油は,(3)流動点により (4)4 種類に分類される。内燃機関用燃料として,軽油には(5)セタン価が規定されている。
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解答
(4)
解説
液体燃料は原油から沸点の差を利用して精製されます。以下に燃料別の特徴について整理します。
沸点(℃) | 密度(g/cm3) | 発熱量(MJ/L) | 引火点(℃) | 備考 | |
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ガソリン | 35~180 | 0.783以下 | 33.36 | -40以下 | 1号:オクタン価※1≧96 2号:オクタン価※1≧89 ナフサと沸点はほぼ同じ |
灯 油 | 170~250 | 0.79~0.80 | 36.49 | 40以上 | 1号:白灯油(灯火、暖房・厨房用) 2号:茶灯油(石油発動機用) |
軽 油 | 240~350 | 0.86以下 | 38.04 | 45以上 | 流動点により5種類に分類 着火性良否をセタン価※1で示す |
重 油 | 350以上 | - | 38.90~ 41.78 |
60~150 |
※1:オクタン価・セタン価が高いほどノッキングと呼ばれるエンジンの異常燃焼を起こしにくい。
(4)について、軽油は流動点により5種類に区分されるので、誤りとなります。
解説記事
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