過去問-R4-6.大規模大気特論

R4年 大規模大気特論 問10(セメント産業の大気汚染防止対策)

問題 セメント産業の大気汚染防止対策に関する記述として,正しいものはどれか。 セメント製造工程内には発じん対策は不要である。 電気集じん装置における集じん効率は,セメント原料ダストの電気抵抗率とは無関係である。 排煙脱硝プロセスを導入している…

R4年 大規模大気特論 問9(大規模設備のSOx対策)

問題 大規模設備の SOx 対策に関する記述として,誤っているものはどれか。 重油焚き火力発電所においては,SO 3 ガス対策として,アンモニア(NH 3)ガスを煙道内に注入する方法が用いられる。 石炭火力発電所の脱硫装置には,主に安価な炭酸カルシウム(石…

R4年 大規模大気特論 問8(石炭火力発電設備の排煙処理システム)

問題 石炭火力発電設備の排煙処理システムの記述として,誤っているものはどれか。 電気集じん装置は,圧力損失が小さく,動力費が小さいことにより,大規模な発電設備の集じん装置に用いられる。 ばいじんの処理は,単に電気集じん装置だけで処理するのでは…

R4年 大規模大気特論 問7(製油所の大気汚染対策)

問題 製油所の大気汚染対策に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。 水素化脱硫反応に伴い副生する酸性ガスに含まれる(1)硫化水素は, 化学吸収プロセスで(2)アルカリ性溶液に吸収され, (3)再生塔で吸収液から分離される。 分離…

R4年 大規模大気特論 問6(拡散モデル)

問題 大気汚染の予測手法としての拡散モデルに関する記述として,誤っているものはどれか。 拡散は微分方程式で表され,その解法により解析解モデルと数値解モデルに分類できる。 解析解モデルは,拡散係数や風向・風速が一定などの条件のもとで数学的に得ら…

R4年 大規模大気特論 問5(パスキルの拡散幅)

問題 下図は安定度が D の場合の,パスキルの拡散幅に基づく正規化着地濃度の変化を示したものである。排出量Q=3.6m3/h,有効煙突高さHe=20m,風速u=3m/s のとき,最大着地濃度(ppm)に最も近いものはどれか。 ⑴0.1 ⑵0.7 ⑶1 ⑷3.5 ⑸7 解答(こちらをクリック…

R4年 大規模大気特論 問4(煙の上昇高さの計算式)

問題 煙突から排出される煙の上昇,及び上昇高さの計算式に関する記述として,誤っているものはどれか。 ダウンウォッシュを起こさずに大気中に排出された煙は,運動量と浮力の効果で上昇しながら,風に流されつつ拡散する。 大容量火力発電所から排出された…

R4年 大規模大気特論 問3(水平方向の煙の拡散幅)

問題 水平方向の煙の拡散幅に関する記述中,ア~ウの の中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。 風向の時間変化やアは水平方向の煙の拡散幅を増大させ,その拡散幅はイとともに大きくなる。これらは時間スケールの大きな乱流の一種であるが…

R4年 大規模大気特論 問2(風速の鉛直分布)

問題 風速の鉛直分布は,以下のべき乗則を用いて,近似的に表すことができる。 ここで,u(z)は高度zにおける風速(m/s),u(z1)は高度z1における風速(m/s),pはべき数で,大気の熱的安定度によって変わる。 本曇の日中に,東京の市街地において高度 10 m で計…

R4年 大規模大気特論 問1(低層大気の熱的な性質)

問題 低層大気の熱的な性質に関する記述として,誤っているものはどれか。 温位は,気塊を断熱的に 1000 hPa の状態に移したときの温度変化幅で定義される。 断熱的に気塊の高度を変化させるとき,乾燥空気では 100 m 上昇すると温度が 0.98 ℃下がる。 高さ …