2022-01-01から1年間の記事一覧

R4年 大気概論 問1(大気の汚染に係る環境基準)

問題 「大気の汚染に係る環境基準について」に関する記述として,誤っているものはどれか。 人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準とする。 大気の汚染の状況を的確には握することができると認められる場所において,物質ごとに定められた測定方…

R4年 公害総論 問15(環境アセスメント)

問題 環境影響評価法に基づく環境アセスメントを必ず実施する事業(第1 種事業)と して,誤っているものはどれか。 ⑴太陽電池発電所出力2 万kW 以上 ⑵地熱発電所出力1 万kW 以上 ⑶水力発電所出力3 万kW 以上 ⑷火力発電所出力15 万kW 以上 ⑸原子力発電所すべ…

R4年 公害総論 問14(ダイオキシン類)

問題 ダイオキシン類に関する記述として,誤っているものはどれか。 ダイオキシン類対策特別措置法で定義されているのは,ポリ塩化ジベンゾフラン,ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン及びコプラナーポリ塩化ビフェニルである。 最も毒性の強い2 , 3 , 7 , 8-…

R4年 公害総論 問13(産業廃棄物)

問題 次の3 種類の産業廃棄物を2018(平成30)年度における最終処分比率(最終処分 量/排出量)の高い順に並べたとき,正しいものはどれか。 ⑴廃プラスチック類>ゴムくず>燃え殻 ⑵廃プラスチック類>燃え殻>ゴムくず ⑶ゴムくず>廃プラスチック類>燃え殻 ⑷燃…

R4年 公害総論 問12(騒音・振動及び悪臭の苦情件数)

問題 騒音・振動及び悪臭の苦情件数に関する記述として,誤っているものはどれか (令和元年度総務省公害等調整委員会報告書,令和元年度環境省騒音規制法施行状況調査報告書及び振動規制法施行状況調査報告書による)。 典型7 公害の種類別苦情件数は,騒音…

R4年 公害総論 問11(土壌汚染及び地盤沈下の現状)

問題 土壌汚染及び地盤沈下の現状に関する記述として,誤っているものはどれか (環境省:令和3 年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書による)。 2019(令和元)年度における土壌汚染の調査事例件数の40 %弱で,土壌環境基準等を超過する汚染が認…

R4年 公害総論 問10(水質汚濁の現状)

問題 水質汚濁の現状に関する記述として,誤っているものはどれか(環境省:令和元年度公共用水域水質測定結果及び地下水質測定結果(概況調査)による)。 人の健康の保護に関する環境基準(27 項目)の達成率が最も低いのは,河川,湖沼,海域のうち,河川…

R4年 公害総論 問9(光化学オキシダント)

問題 光化学オキシダントに関する記述として,誤っているものはどれか(環境省:令和3 年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書による)。 環境基準は, 1 時間値の1 日平均値として0 . 06 ppm 以下である。 環境基準を達成した測定局の数は非常に少な…

R4年 公害総論 問8(成層圏オゾン層破壊の原因)

問題 成層圏オゾン層破壊の原因となる化合物(ハロカーボン類)のうち,大気中の濃 度が最近まで増え続けてきたものはどれか。 CFC :クロロフルオロカーボン Halon :ハロン HCFC:ハイドロクロロフルオロカーボン CFC‒12 Halon‒1211 HCFC‒22 1 , 1 , 1‒ト…

R4年 公害総論 問7(温室効果ガス)

問題 我が国の2019(令和元)年度における環境への排出量が,2013(平成25)年度の 排出量よりも減少した温室効果ガスとして,誤っているものはどれか(環境省:令 和3 年版環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書による)。 二酸化炭素 メタン 一酸化二…

R4年 公害総論 問6(公害・環境問題とその原因物質との組合せ)

問題 問6 公害・環境問題とその原因物質との組合せとして,誤っているものはどれか。 (公害・環境問題)(原因物質) ⑴酸性雨窒素酸化物 ⑵地下水汚染トリクロロエチレン ⑶四日市ぜん息硫黄酸化物 ⑷イタイイタイ病ひ素化合物 ⑸海洋汚染ひ素化合物 解答(こち…

R4年 公害総論 問5(特定工場における公害防止組織の整備に関する法)

問題 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に関する記述として,誤っているものはどれか。 特定事業者が都道府県知事から命じられた公害防止統括者の解任命令に違反したときは20 万円以下の罰金に処せられる。 特定工場を設置している特定事業者…

R4年 公害総論 問4(環境影響評価法)

問題 環境影響評価法に規定する目的に関する記述中,下線を付した箇所のうち, 誤っているものはどれか。 この法律は、(1)土地の形状の変更、工作物の新設等の事業を行う事業者がその事業の実施に当たりあらかじめ環境影響評価を行うことが環境の保全上極め…

R4年 公害総論 問3(環境基本法第3条)

問題 環境基本法の基本理念に関する記述中,ア~エの の中に挿入すべき 語句の組合せとして,正しいものはどれか。 環境の保全は,環境を健全で恵み豊かなものとして維持することが人間の健康で 文化的な生活に欠くことのできないものであること及びアが 微…

R4年 公害総論 問2(環境基本法第16条)

問題 環境基本法に規定する環境基準に関する記述中,下線を付した箇所のうち,正しいものはどれか。 (1)政府は,大気の汚染,水質の汚濁,土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件について,それぞれ,人の健康を保護し,及び生活環境を保全する上で(2)維持さ…

R4年 公害総論 問1(環境基本法第4条)

問題 環境基本法の基本理念に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っている ものはどれか。 環境の保全は,(1)社会経済活動その他の活動による環境への負荷を できる限り低減することその他の環境の保全に関する行動が (2)すべての者の公平な役割分担の…

R1年 大気有害物質特論 問10(ICP 質量分析法による鉛の分析方法)

問題 JIS のICP 質量分析法による排ガス中の鉛の分析方法に関する記述として, 誤っているものはどれか。 試料溶液は,硝酸の最終濃度が0.1~0.5 mol/L になるように調整する。 内標準物質として,試料溶液にイットリウム溶液を加える。 鉛及び内標準物質の…

R1年 大気有害物質特論 問9(フレーム原子吸光法によるカドミウム分析)

問題 JIS のフレーム原子吸光法による排ガス中のカドミウムの分析方法に関する記 述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。 試料溶液を(1)アセチレン ‒ 空気フレーム中に噴霧し, カドミウムによる原子吸光を波長228 . 8 nm で測定する。 光…

R1年 大気有害物質特論 問8(ふっ素化合物分析)

問題 JIS の排ガス中のふっ素化合物分析方法に関する記述として,誤っているものはどれか。 ガス状の無機ふっ素化合物をふっ化物イオンとして分析する。 0 . 1 mol/L の水酸化ナトリウム溶液を吸収液として用いる。 ふっ化物イオン標準原液は,ふっ化水素酸…

R1年 大気有害物質特論 問7(特定物質)

問題 次に記述されている性質を持つ特定物質はどれか。 常温で気体であるが,加圧すれば容易に液化する。空気に対する比重は1 より小さい。空気中では燃えにくいが,爆発性の混合気をつくる。水溶液はアルカリ性を呈する。 アンモニア シアン化水素 ピリジン…

R1年 大気有害物質特論 問6(ふっ素、ふっ化水素、四ふっ化けい素)

問題 ふっ素,ふっ化水素及び四ふっ化けい素の処理に関する記述として,誤ってい るものはどれか。 ふっ素の処理には水酸化カリウムや水酸化ナトリウムの水溶液が用いられる。 ふっ化水素は水への溶解度が大きいので,水洗吸収によって除去することができる…

R1年 大気有害物質特論 問5(ガス吸着)

問題 ガス吸着に関する記述として,誤っているものはどれか。 吸着量は,ガス濃度(分圧)と温度により変化する。 吸着等温線は,一定温度におけるガス濃度(分圧)と平衡にある吸着量の関係を表すものである。 ラングミュアーの式は,吸着層が単分子層から…

R1年 大気有害物質特論 問4(液分散形ガス吸収装置の圧力損失)

問題 液分散形ガス吸収装置の一般的な運転条件において,圧力損失の最も小さいも のはどれか。 サイクロンスクラバー スプレー塔 ベンチュリスクラバー 充填塔 十字流接触装置 解答(こちらをクリック) 解答 (2) 解説 以下に主要なガス吸収装置をまとめ…

R1年 大気有害物質特論 問3(液ガス比)

問題 気液向流の吸収塔では,下に示すX-Y 線図において,塔頂,塔底の状態を表すT 点(x2,y2),B 点(x1,y1)を結んだ線が操作線となる。他方,平衡関係は曲線OEで表される。ここで,液ガス比を表す式として,正しいものはどれか。 解答(こちらをクリッ…

R1年 大気有害物質特論 問2(塩化水素)

問題 塩化水素の発生や製造に関する記述として,誤っているものはどれか。 食塩水の電気分解によって直接製造される。 塩素と水素との反応で直接合成される。 活性炭を製造する際に発生する場合がある。 エタンなどの炭化水素類を塩素化する際に発生する。 H…

R1年 大気有害物質特論 問1(カドミウムとその化合物)

問題 カドミウム及びその化合物に関する記述として,誤っているものはどれか。 カドミウムは白色の光沢ある金属であり,その沸点は亜鉛,マンガン,銅よりも低い。 カドミウムの化合物としては,塩化カドミウム,硫酸カドミウム,シアン化カドミウムなどがあ…

R2年 大気有害物質特論 問10(鉛分析方法)

問題 JIS による排ガス中の鉛分析方法と分析操作に用いる部品,試薬等との組合せ として,誤っているものはどれか。 (分析方法)(部品、試薬等) ⑴電気加熱原子吸光法硝酸インジウム ⑵フレーム原子吸光法アセチレン ‒ 空気 ⑶フレーム原子吸光法鉛中空陰極…

R2年 大気有害物質特論 問9(塩化水素分析)

問題 JIS による排ガス中の塩化水素分析方法を,定量下限の小さいものから順に並 べたとき,正しいものはどれか。 ⑴硝酸銀滴定法<イオンクロマトグラフ法<イオン電極法 ⑵硝酸銀滴定法<イオン電極法<イオンクロマトグラフ法 ⑶イオン電極法<硝酸銀滴定法<イオ…

R2年 大気有害物質特論 問8(イオン電極法によるふっ素化合物分析方法)

問題 JIS のイオン電極法による排ガス中のふっ素化合物分析方法に関する記述とし て,誤っているものはどれか。 吸収液として,水酸化ナトリウム溶液を用いる。 標準液の調製には,ふっ化ナトリウムが用いられる。 妨害物質(Fe3+,Al3+)の影響は,濃度の極…

R2年 大気有害物質特論 問7(特定物質の溶解度)

問題 特定物質を,常温における水に対する溶解度の大きいものから順に並べたとき,正しいものはどれか。 ⑴HF>SO2>H2S>NH3 ⑵HF>NH3>SO2>H2S ⑶NH3>HF>SO2>H2S ⑷H2S>SO2>HF>NH3 ⑸SO2>HF>H2S>NH3 解答(こちらをクリック) 解答 (2) 解説 水に対する溶解度は…