2022-01-01から1年間の記事一覧

R4年 ばいじん・粉じん特論 問6(電気集じん装置)

問題 電気集じん装置に関する記述として,誤っているものはどれか。 一般には,円筒形よりも平板形の方が広く用いられる。 中容量以上のものでは,垂直形よりも水平形が用いられる。 一段式は,二段式に比べて再飛散防止に有効である。 湿式は,乾式に比べて…

R4年 ばいじん・粉じん特論 問5(電気集じん)

問題 電界中を移動する帯電粒子に働くクーロン力と,ガスの粘性抵抗力が釣り合う とき,粒子の移動速度が大きくなる条件として,誤っているものはどれか。 粒子の帯電量が大きくなる。 粒子径が大きくなる。 電界強度が大きくなる。 カニンガムの補正係数が…

R4年 ばいじん・粉じん特論 問4(集じん装置の性能評価)

問題 集じん装置の性能評価に関わるア~ウの用語と, それに密接に関連する集じん装置の組合せとして,正しいものはどれか。 ドイッチェの式 ストークス数 液ガス比 ア イ ウ ⑴ 衝突式慣性力集じん装置 電気集じん装置 サイクロン ⑵ ベンチュリスクラバー サ…

R4年 ばいじん・粉じん特論 問3(ダストの拡散係数)

問題 ダストの拡散係数DBMを表す式として正しいものはどれか。 ただし,Cm はカニンガムの補正係数,k はボルツマン定数,T は絶対温度,μはガス粘度,dp は粒子径である。 解答(こちらをクリック) 解答 (1) 解説 障害物形式の集じん装置の捕集方法のう…

R4年 ばいじん・粉じん特論 問2(集じん装置の基本流速)

問題 各種集じん装置の基本流速を示す表において,ア~ウの の中に挿入すべき数値の組合せとして,正しいものはどれか。 集じん装置の形式 基本流速(m/s) 重力沈降室 ア ベンチュリスクラバー イ バグフィルター ウ ア イ ウ ⑴ 0.003~0.1 60~90 1~2 ⑵ 1~2 …

R4年 ばいじん・粉じん特論 問1(試料の頻度分布)

問題 ふるい上R(%)がそれぞれ,図1 と図2 で示されるダストA,Bがある。 これらのダストを質量比A:B = 1:2 で混合した試料の頻度分布として,最 も適切な図はどれか。 解答(こちらをクリック) 解答 (2) 解説 頻度分布とふるい上積算分布 ダス…

R4年 大気特論 問15(窒素酸化物の化学分析法)

問題 JIS による排ガス中の窒素酸化物(NO+NO2)の化学分析法のうち,定量下限が最も小さいものはどれか。 イオンクロマトグラフ法 ナフチルエチレンジアミン吸光光度法 亜鉛還元ナフチルエチレンジアミン吸光光度法 フェノールジスルホン酸吸光光度法 ザル…

R4年 大気特論 問14(紫外線吸収方式SO2 自動計測器)

問題 JIS の紫外線吸収方式SO2 自動計測器において,共存するNO2 の影響を除去する方法に関する記述中,ア~ウの の中に挿入すべき数値の組合せとして,正しいものはどれか。SO2,NO 及びNO2 の吸収スペクトルを図に示す。 アnm 付近の吸収量を測定し,これ…

R4年 大気特論 問13(SO2 自動計測器)

問題 JIS の排ガス中のSO2 自動計測器における試料採取部の構成機器とその方式・材質等との組合せとして,誤っているものはどれか。 (構成機器)(方式・材質等) ⑴導管四ふっ化エチレン樹脂 ⑵除湿器半透膜気相除湿方式 ⑶二次フィルターシリカ繊維 ⑷吸引ポ…

R4年 大気特論 問12(JIS の気体燃料試験方法)

問題 JIS の気体燃料試験方法に関する記述として,誤っているものはどれか。 アンモニアは特殊成分である。 硫化水素は特殊成分である。 二酸化炭素は一般成分である。 ヘリウムは一般成分である。 水分は一般成分である。 解答(こちらをクリック) 解答 (…

R4年 大気特論 問11(排煙脱硝技術)

問題 排煙脱硝技術に関する記述として,誤っているものはどれか。 活性炭は,アンモニア存在下でNOx を還元する触媒として働く。 活性炭法では,同時脱硫・脱硝が可能である。 無触媒還元法では,アンモニアなどを還元剤としてNOx をN2 に還元する。 アンモ…

R4年 大気特論 問10(エマルション燃料)

問題 エマルション燃料によるNOx 抑制技術に関する記述として,誤っているものはどれか。 一般に,石油系燃料に水と微量の界面活性剤を加えて混合攪かく拌はんし製造する。 水と燃料の混合比は2:8 程度である。 燃料中の水分の蒸発により燃焼温度が低下し,…

R4年 大気特論 問9(水酸化マグネシウムスラリー吸収法)

問題 排煙脱硫プロセスの水酸化マグネシウムスラリー吸収法に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。 吸収塔から取り出されたスラリーには,(1)亜硫酸水素マグネシウムや(2)硫酸水素マグネシウムが残存する。 このスラリーをそのま…

R4年 大気特論 問8(石灰スラリー吸収法)

問題 排煙脱硫プロセスの石灰スラリー吸収法に関する記述として,誤っているものはどれか。 吸収剤として,石灰石又は消石灰を5 ~ 15 % 含むスラリーが用いられる。 スート分離方式は,スート混合方式に比べて石こうの品質を高めることができる。 スート混…

R4年 大気特論 問7(酸素計と二酸化炭素計)

問題 燃焼管理に使用される酸素計と二酸化炭素計に関する記述として,誤っているものはどれか。 磁気式酸素計には,磁気風方式と磁気力方式がある。 磁気式酸素計の測定に誤差を与えるガスに,NO がある。 ジルコニア方式酸素計では,ジルコニア素子を高温に…

R4年 大気特論 問6(バナジウムアタック)

問題 重油燃焼ボイラーの高温腐食において,一般にバナジウムアタックを促進する物質はどれか。 塩化ナトリウム 硫酸ナトリウム 塩化カルシウム 硫化カルシウム 硫酸カルシウム 解答(こちらをクリック) 解答 (2) 解説 燃焼器の腐食には低温腐食と高温腐…

R4年 大気特論 問5(ガスタービン)

問題 ガスタービンに関する記述として,誤っているものはどれか。 主に,圧縮機,燃焼器,タービンの三つの要素から成っている。 一般に,ばいじんの発生量は燃焼器圧力の上昇に伴って減少する。 サーマルNOx の生成を抑えるうえで,高温燃焼領域の滞留時間…

R4年 大気特論 問4(燃焼計算)

問題 石炭中N分から発生するNOの量を調べるため,組成が酸素20 %,アルゴン80 % の合成空気による燃焼実験を行い,下記の結果を得た。 乾き燃焼ガス中O2濃度(%) 乾き燃焼ガス中NO濃度(ppm) 条件1 2.0 160 条件2 5.0 200 条件2 において石炭1 kg 当たり石…

R4年 大気特論 問3(燃焼計算)

問題 炭素86 . 0 wt %,水素13 . 5 wt %,硫黄0 . 5 wt % の組成の重油を空気比1. 20で完全燃焼させたところ,煙突出口での乾き燃焼ガス中のSO2 濃度が245 ppm と なった。この値は計算から予測される値より小さく,原因は煙道への空気の侵入と推定された。…

R4年 大気特論 問2(燃料)

問題 ア~ウの特徴をそれぞれ満たす燃料の組合せとして,正しいものはどれか。 常温で加圧することで液化するガス燃料 JIS では,煙点の規格がある石油由来の液体燃料 固定炭素の割合が最も大きい石炭 アイウ ⑴LPG灯油無煙炭 ⑵LNG軽油歴青炭 ⑶LPG軽油無煙炭 …

R4年 大気特論 問1(燃料の分類)

問題 JIS で規定される燃料の分類に関する記述として,誤っているものはどれか。 液化石油ガスは,用途により2 種類に分けられ,さらに組成によって細分される。 灯油は,用途により2 種類に分けられる。 軽油は,硫黄分により5 種類に分けられる。 重油は,…

R4年 大気概論 問10(二酸化硫黄に対する感受性)

問題 二酸化硫黄に対する感受性が高いグループに分類される植物として,誤っているものはどれか。 バラ アルファルファ コスモス ホウレンソウ ヒマワリ 解答(こちらをクリック) 解答 (1) 解説 以下の横浜市HPのP39から、(1)のバラは二酸化硫黄に対する…

R4年 大気概論 問9(大気汚染物質)

問題 発生源・施設とそれに特徴的な大気汚染物質の組合せとして,誤っているものはどれか。 (発生源・施設) (大気汚染物質) ⑴ 廃棄物焼却炉 水銀 ⑵ コークス炉 テトラクロロエチレン ⑶ 塗装施設 トルエン ⑷ 印刷施設 イソプロピルアルコール ⑸ ドライク…

R4年 大気概論 問8(ばい煙発生施設)

問題 2019(令和元)年度実績として,大気汚染防止法に規定されるばい煙発生施設のうち,次の4 施設を施設数の多い順に並べたとき,正しいものはどれか。 ⑴ ガスタービン > ディーゼル機関 > 乾燥炉 > 廃棄物焼却炉 ⑵ ディーゼル機関 > ガスタービン > …

R4年 大気概論 問7(広域・地球規模の環境問題における大気汚染物質)

問題 広域・地球規模の環境問題における大気汚染物質に関する記述として,誤っているものはどれか。 光化学オキシダントの主成分であるオゾンは,窒素酸化物と,炭化水素を含む揮発性有機化合物が関与する大気中での化学反応により生成する。 浮遊粒子状物質…

R4年 大気概論 問6(有害大気汚染物質の環境基準)

問題 有害大気汚染物質の環境基準に関する記述として,誤っているものはどれか。 ベンゼンの環境基準は, 3 μg/m3 以下(年平均値)である。 トリクロロエチレンの環境基準は,180 μg/m3 以下(年平均値)である。 テトラクロロエチレンの環境基準は,200 μg…

R4年 大気概論 問5(微小粒子状物質)

問題 微小粒子状物質(PM2 . 5)に関する記述として,誤っているものはどれか。 PM2 . 5 に係る環境基準は,年平均値が15 μg/m3 以下,かつ, 1 日平均値が25 μg/m3 以下である。 2019(令和元)年度における有効測定局数は,一般環境大気測定局が835,自動…

R4年 大気概論 問4(特定工場における公害防止組織の整備に関する法律)

問題 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に規定する大気関係公害防止管理者が管理する業務として,誤っているものはどれか。 使用する燃料又は原材料の検査 ばい煙発生施設の点検 ばい煙発生施設において発生するばい煙を処理するための施設及…

R4年 大気概論 問3(特定物質)

問題 大気汚染防止法の特定物質に該当しないものはどれか。 一酸化炭素 二硫化炭素 四塩化炭素 二酸化窒素 二酸化硫黄 解答(こちらをクリック) 解答 (3) 解説 特定物質とは、物の合成、分解その他の化学的処理に伴い発生する物質のうち、人の健康又は生…

R4年 大気概論 問2(ばい煙の排出の制限)

問題 大気汚染防止法のばい煙の排出の制限に関する記述中,ア~エの の中に挿入すべき語句の組合せとして,正しいものはどれか。 ばい煙発生施設において発生するばい煙を大気中に排出する者は,そのアが当該ばい煙発生施設の排出口において排出基準に適合し…